ユウベルアドバイザー

野菜のチカラはすごい!捨てずに生み出す“優しい”エコ

野菜のチカラはすごい!捨てずに生み出す“優しい”エコ
  • LIFESTYLE

 普段何気なく捨ててしまう玉ねぎの皮や白ねぎの青い部分、人参のヘタなど…。
そんな野菜の切れ端から生まれる、体にも地球にも優しい『ベジブロス』をご紹介します。

野菜の切れ端から作るエコな万能野菜だしベジブロス 
 『ベジブロス』とは、英語で“野菜”を意味するベジタブルと、“だし”を意味するブロスを組み合わせたことばで、「野菜だし」のことです。野菜の皮や種、ヘタなどを煮出してとるだしは、美味しくて便利なうえに、食材を無駄なく使い切る、環境にも優しいだしです♪

ベジブロスの魅力
【優しい味わい】
 野菜そのものの甘みや風味がたっぷり染み出した、まろやかで優しい味わいのベジブロス。
和食から洋食まで、幅広い料理に活用でき、味に深みが出ます。

【美容や健康にも嬉しい、アンチエイジング効果】
 ベジブロスに含まれる植物由来の成分「フィトケミカル」には、免疫力向上や肥満予防といった、健康に役立つ作用があると言われています。また、フィトケミカルの持つ抗酸化力は、体を老化させる活性酸素の働きも抑えてくれます。
 加熱によって野菜の細胞壁が壊れて成分が外に溶け出すので、スープ状にすることでより効果的にフィトケミカルを摂取できます。

簡単に作れる♪
【材料(1リットル分)】
・野菜の切れ端・・・両手いっぱい分 
・水・・・1,300ml  
・料理酒・・・小さじ1

【作り方】
1.大きめの鍋に水を入れ、よく洗った野菜の切れ端を入れる。
2.火をつける前に、料理酒を加える。(お酒がうまみを引き出し、臭みを消してくれます。)
3.弱火で20~30分間煮る。(アクにもフィトケミカルが含まれるので、取り除きません。)
4.火を止めて、ザルなどで濾す。(冷蔵で3日間、冷凍で1カ月間保存が可能です。)

 日本では、年間2,550万トンの食品廃棄物等が出されています。このうち、まだ食べられるのに廃棄される食品、いわゆる「食品ロス」は612万トンもあるそうです(※農林水産省及び環境省の平成29年度推計)。これは、世界中で飢餓に苦しむ人々に向けた世界の食糧援助量(平成30年で年間約390万トン)をはるかに上回ります。
ベジブロスは、捨てるはずの部分も美味しく食べることができ、地球に優しい食べ物と言えますよね♪
とても簡単に作れるので、ぜひご家庭で挑戦してみてください。

この物語は、南アメリカの先住民に伝わるお話です。
森が燃えていました。森の生きものたちはわれ先にと逃げていきました。でも、クリキンディという名のハチドリだけはいったりきたり。口ばしで水のしずくを1滴ずつ運んでは、火の上に落としていきます。 動物たちがそれを見て 『そんなことをしていったい何になるんだ』といって笑います。クリキンディはこう答えました。
『私は、私にできることをしているだけ』

【 ハチドリ 】
中南米と北米に生息する体長10センチ前後の鳥。ハチのように空中で静止して花の蜜を吸う時に「ブーン」という音を立てることが由来。


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最終更新日 2020年12月10日(木)