ユウベルアドバイザー

SDGsを知ろう☆

SDGsを知ろう☆
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 最近、新聞やテレビなどでよく目にするようになった「SDGs」。昨年は「SDGs経営ガイド(経済産業省)」が取りまとめられるなど、企業の取り組みにも注目が高まっています。
 とはいえ、日本では「SDGsという言葉を聞いたことがある」と答えた人は27%と、まだまだ認知度が低いのが現状です(※)。まずはSDGsについて知り、私たちにできることを考えましょう☆
※「SDGs認知度調査 第5回報告」朝日新聞社2019年8月調べ

SDGsとは
 「SDGs(エスディージーズ)」とは、「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略称で、2015年から2030年までの長期的な開発の指針「持続可能な開発のための2030アジェンダ」の中核を成す国際目標です。これは2015年の国連サミットにて、それまでの指針「MDGs(エムディージーズ/ミレニアム開発目標)」に代わるものとして採択されました。
 MDGsが開発途上国の目標であったのに対し、SDGsは「誰ひとり取り残さないこと」を目指し、先進国と途上国が一丸となって達成すべき目標で構成されているのが特徴です。


SDGsの「17の目標」

 SDGsは「17の目標」「169のターゲット(具体目標)」で構成されており、貧困や飢餓といった問題から、働きがいや経済成長、気候変動に至るまで、21世紀の世界が抱える課題が包括的に挙げられています。
 2018年7月に発表された「SDGs達成ランキング」において日本は156か国中15位(トップ5は、スウェーデン、デンマーク、フィンランド、ドイツ、フランス)で、17の目標のうち4段階評価で最高の『達成されている』と評価されたのは「4:質の高い教育をみんなに」の1つのみ。そのほかは未達成で、特に「5:ジェンダー平等を実現しよう」「12:つくる責任つかう責任」「13:気候変動に具体的な対策を」「14:海の豊かさを守ろう」「17:パートナーシップで目標を達成しよう」の5つに関しては最低評価の『深刻な問題がある』でした。
 政府は、2030年に向けて“オール・ジャパン”でSDGsに取り組むことを表明し、積極的に取り組んでいる自治体を「SDGs未来都市」として選定したり、企業・団体等を「ジャパンSDGsアワード」で表彰したりしています。


私たちにできること
 SDGsは国や政府、企業だけが意識すべき目標ではなく、私たち一人ひとりにも密接に関わっている問題です。世界で起こっている問題に関心を持つ、SDGsに取り組む企業の商品・サービスを選ぶ、NPO・NGO団体に寄付・募金をする、身近な取り組み事例を知って参加・行動する、SNSで情報発信して周りの人に広めるなど、「自分ごと」として捉え、できることから取り組んでいきましょう☆

この物語は、南アメリカの先住民に伝わるお話です。
森が燃えていました。森の生きものたちはわれ先にと逃げていきました。でも、クリキンディという名のハチドリだけはいったりきたり。口ばしで水のしずくを1滴ずつ運んでは、火の上に落としていきます。 動物たちがそれを見て 『そんなことをしていったい何になるんだ』といって笑います。クリキンディはこう答えました。
『私は、私にできることをしているだけ』

【 ハチドリ 】
中南米と北米に生息する体長10センチ前後の鳥。ハチのように空中で静止して花の蜜を吸う時に「ブーン」という音を立てることが由来。


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最終更新日 2020年01月28日(火)