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サスティナブルファッション☆

サスティナブルファッション☆
  • LIFESTYLE

最近よく目にする「サスティナブル」という言葉。
ファッション業界でもサスティナブルを意識した動きが進み、ペットボトルなどのプラスチックごみを再利用した素材で作られたエコバッグや洋服が販売されています。
今回は、話題の「サスティナブルファッション」の取り組みを紹介します♪

サスティナブルファッションとは?
ファッション産業は石油産業に次いで、環境汚染に影響を及ぼしているのを知っていますか。
製造にかかるエネルギー消費量や染料による水質汚染、動物の皮や毛の使用といった環境負荷が非常に大きく、また、コストダウンのために発展途上国にて低賃金や長時間の労働をさせるといった社会問題も指摘されています。2019年には主要7カ国首脳会議にて、ファッション産業の環境負荷軽減に向けた枠組みである「ファッション協定(THE FASHION PACT)」が発表され、さまざまなファッションブランドが社会や自然環境への負荷を考慮したサスティナブルファッション(持続可能なファッション)への取り組みを始めています。


日本で捨てられる洋服たち
日本では2020年12月~2021年3月、環境省によって国内で消費される衣服と環境負荷に関する調査が実施されました。焼却・埋め立てされる衣服の総量は1日あたり1,300トン。大量生産・大量消費の拡大、衣服のライフサイクルの短期化による大量廃棄の問題と、企業と消費者に求められる対策が挙げられました。


企業の具体的な取り組み
世界的ブランドからファストファッションブランドまで地球環境・社会環境に優しい取り組みを始めています。
・皮革や動物性素材を使わずに作られた「アニマルフリー」
・農薬や化学薬剤を使用せず栽培されたオーガニックコットンなどの素材の使用
・低賃金・不当な労働による悪循環をなくす「フェアトレード」
・再生原料を使用した「アップサイクル」、「リサイクル」、「リユース」


私たちにできること
ファッションと環境の現状に対して私たちが直ぐに取り組めることとして、廃棄を多く出さないよう服を丁寧に着ることが大切です。また、洋服を購入する際には長く着られるものか、またリサイクル生地を使用しているかなどをよく考えたり、フェアトレードを実施している企業の製品を選んだりすることも貢献になります。着用機会が少ないものであれば、シェアリングやレンタルといった、気軽に多様なファッションを楽しむことができるサービスもおすすめです。

この物語は、南アメリカの先住民に伝わるお話です。
森が燃えていました。森の生きものたちはわれ先にと逃げていきました。でも、クリキンディという名のハチドリだけはいったりきたり。口ばしで水のしずくを1滴ずつ運んでは、火の上に落としていきます。 動物たちがそれを見て 『そんなことをしていったい何になるんだ』といって笑います。クリキンディはこう答えました。
『私は、私にできることをしているだけ』

【 ハチドリ 】
中南米と北米に生息する体長10センチ前後の鳥。ハチのように空中で静止して花の蜜を吸う時に「ブーン」という音を立てることが由来。


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最終更新日 2021年07月28日(水)