ユウベルアドバイザー

SDGsを知ろう☆Part.2 ~エシカル消費~

SDGsを知ろう☆Part.2 ~エシカル消費~
  • LIFESTYLE

 前回ご紹介した、持続可能な開発目標「SDGs(エスディージーズ)」
 今回は、その「17の目標」の中から、「SDGs達成ランキング」において日本が「深刻な問題がある」と評価された『つくる責任つかう責任』について、私たちに出来ることを考えてみましょう!


『つくる責任つかう責任』
 SDGs目標12『つくる責任つかう責任』とは、生産と消費のパターンを変えることによって、天然資源や有害資源などの利用を減らし、廃棄物や汚染物質の排出を最小限に抑えることを目標にしています。
 現在の私たちの大量生産・大量消費・大量廃棄のパターンは、地球環境に対して過度な負担を強いており、このまま続けると貴重な地球資源が枯渇してしまう可能性があります。
 そこで注目されているのが、「エシカル消費(倫理的消費)」という考え方です!私たちが日々行っている消費の視点を少し変えるだけで、この地球環境の問題解決に貢献できます。


エシカル消費
 エシカル消費とは、「地球環境、人と社会、地域などに考慮して生産された商品やサービスを購入・消費すること」をいいます。エシカル消費には「環境」「社会」「地域」という3つの柱があります。

【環境消費】
 日頃から「人間は自然環境に頼って生きている存在だ」という意識を持ち、環境を思いやって消費することです。
環境に配慮した製品を優先して購入する「グリーン購入」などがその代表例と言えます。

【社会消費】
 フェアトレードやエシカルファッションといった、途上国における児童労働などの社会問題や、環境問題を引き起こすことなく生産された商品やサービスの購入が代表的です。

【地域消費】
 2011年の東日本大震災以降、活発になっている「応援消費」に代表される消費の形で、「地産地消」もこのカテゴリーに入ります。

 具体的には下の表にあるように、身近な例もあります。


私たちにできること
 エシカル消費は難しく考える必要はなく、『自分にいい』を実行するうちに『みんなにいい』へと繋がります。
 例えば、「マイバッグを持参し地元産の食材を買って自炊する」という行動によって、CO2排出を削減できる、資源をセーブできる、ゴミ出しの負担が減る、食品添加物を避けられる、食品の栄養を逃さず摂れるなど、自分にも環境にも優しくなれます。
 このように、毎日何かを消費している私たちが、少しずつエシカル消費をしていくことで、目標12『つくる責任つかう責任』、さらには他のSDGs目標をも達成に近づけることができそうですね☆

この物語は、南アメリカの先住民に伝わるお話です。
森が燃えていました。森の生きものたちはわれ先にと逃げていきました。でも、クリキンディという名のハチドリだけはいったりきたり。口ばしで水のしずくを1滴ずつ運んでは、火の上に落としていきます。 動物たちがそれを見て 『そんなことをしていったい何になるんだ』といって笑います。クリキンディはこう答えました。
『私は、私にできることをしているだけ』

【 ハチドリ 】
中南米と北米に生息する体長10センチ前後の鳥。ハチのように空中で静止して花の蜜を吸う時に「ブーン」という音を立てることが由来。


ユウベルの〖LINE公式アカウント〗でも最新情報をお届けしています!
友だち登録はこちらから♪
友だち追加

最終更新日 2020年03月25日(水)